春~秋頃にかけて毎年やってくる台風。
特に沖縄は台風が上陸しやすい位置にあり、直撃した時は学校や会社が休みになる場合があります。
ただし、休みになる基準は一律で決まってるわけではなく、学校や各企業によって判断基準が様々なので、混乱する方も多いと思います。
今回は、台風が接近する際の判断基準や情報収集の方法について紹介していきます。
※紹介する休校や出勤停止の判断基準は目安の情報となりますので、正確な内容は各自治体や企業等からの情報で判断してください。
沖縄に台風が来た時の学校・会社の判断基準
学校が休みになる基準
学校が台風で休みになる基準の多くの指標となっているのは『暴風警報』です。
暴風警報は、暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
この『暴風警報』は、災害発生のリスクが予想される際に発令されるので、台風情報で見られる「暴風域」とは違います。
そのため、「暴風域」には入っていないが、『暴風警報』は発令されるという状態になることはよくあります。
テレビやラジオ以外にも、今はスマホの天気・災害アプリ等で暴風警報の情報を確認できます。

また、公立幼小中学校や県立の中学・高校の正式な休校に関する情報は、沖縄県教育委員会のホームページでもお知らせされます。
会社が休みになる基準
会社が台風の影響で休みになる基準は様々ですが、沖縄の企業の多くは「公共交通機関が運休になったら休み」という判断がなされるところが多いです。
この「公共交通機関」は、県内の「バス」や「モノレール」を指します。
そのため、暴風警報は発令されているが、公共交通機関は動いているから出勤する、という状況もあります。
会社によっては、暴風警報が出たら休みというところもあれば、バスが運休でもタクシーがあれば出勤するといった基準のところもあると思うので、事前に会社から共有される情報を元に判断しましょう。
台風が来た時の情報収集
台風が来た時は、テレビ・ラジオよりも、ホームページやSNSからの方が素早く情報を収集できる亜場合が多いです。
学校や会社の各判断基準によって使い分ければ、台風が来た時に混乱することも少なくなります。
暴風警報の情報
「暴風警報」が発令されているかどうかは、上の「Yahoo!天気・災害」のように、一覧で確認できるページがわかりやすいです。
赤の塗りつぶしで『暴風』という枠が市町村の欄に表示されれば、暴風警報が発令されているということになります。
暴風域の情報
暴風域は、台風情報から確認することができます。
暴風域とは「平均風速が25m/s以上の風が吹いている領域」です。
台風情報の赤い枠内が暴風域として表示されているので、その位置によって暴風域の確認ができます。
また「72時間以内に暴風域に入る確率」というページでは、地域別で「いつまでにどのくらいの確率で暴風域に入るか」という情報も確認することができます。
公共交通機関の情報
公共交通機関の情報は、ホームページやTwitterアカウントで確認できますが、各会社によって情報の早さに違いがあったり、ホームページはアクセスが集中してなかなか繋がらないといったこともあります。
ゆいレールはホームページ・Twitterで素早く情報が更新される傾向ですが、バス会社はTwitterの更新が遅く、ホームページが先に更新されることが多いです。
また、バス会社のホームページよりもニュースの方が早いということもあるので、まとめて情報を確認したい人も含めて、沖縄のメディアサイトも活用すると良いです。
スーパーの情報
スーパーの休業情報はホームページから確認できます。
台風が来る際は停電に備えて、ガスで調理できるラーメンやインスタント系の食品が売り切れやすいので、なるべく事前に買いだしておくことをおすすめします。